「御在所岳の中道って、初心者でも登れるの?」
御在所岳の登山ルートの中で最も人気が高いのが中登山道(中道)です。地蔵岩・おばれ岩・キレット・鎖場と、次々に現れる見どころが登山者を飽きさせません。「鈴鹿で一番楽しいルート!」と言う方も多い一方、急登・高度感のある岩場・鎖場があるため、初心者が挑むには事前知識が必要です。実際に御在所岳を登頂した経験をもとに、中道の魅力と注意点をまとめました。
中登山道の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 距離 | 約4.2km(中登山道登山口〜山上公園) |
| コースタイム | 登り約3時間、下り約2時間 |
| 難易度 | ★★★☆☆(中級。初心者は経験者同行が安心) |
| 登山口 | 中登山道登山口(御在所ロープウェイ駐車場から徒歩約40分) |
| 駐車場 | 割谷駐車場(中道駐車場)が最寄り |
| 下山の選択肢 | 裏登山道 or ロープウェイ(片道運賃が必要) |
ひとつ注意点があります。登山口はロープウェイ駐車場からすぐではなく、湯の山温泉街を抜けて徒歩約40分の場所にあります。ここを見落として出発時間を読み誤るケースが多いため、時間には余裕を持って計画しましょう。
中登山道の3大見どころ
① おばれ岩(負ばれ岩)
登山口から約30〜40分ほど登ったところで現れる奇岩です。大きな岩の上に、さらにひとまわり小さな岩が乗っています。「おばれ」とは三重の方言で「おんぶされている」という意味。どう見ても今にも落ちそうなのに、何百年も崩れずそこに鎮座しています。中道を代表する映えスポット! ただし2025年に付近で崩落の危険が確認され通行止めになった期間があったため、登山前に必ず最新の通行状況を確認してください。
② 地蔵岩
「御在所岳の中道といえばこの岩!」という代名詞的存在です。切り立った岩の上に、四角いサイコロ状の岩がピタリと乗っています。岩の大きさと絶妙なバランスが「どうやってここに乗ったのか」と思わせます。地蔵岩の上部は展望も開けており、登りの中間あたりに位置するため、ここで一息ついてから後半の急登に備えるのがおすすめです。
③ キレット・鎖場
中道最大の難所であり、同時に最大の見どころでもあります。V字に切り裂かれた岩場を一気に下り、鎖を使って登り返す区間です。高度感があり、初めて通過するときは足がすくむ方も多いです。ただし鎖が設置されているので、足場をしっかり確認しながら落ち着いて通過すれば初心者でも問題ありません。焦らず一手一足ずつ確実に、が鉄則です。
登りのコースタイム目安
| 区間 | 所要時間目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 中登山道登山口〜おばれ岩 | 約30〜40分 | 序盤から急登。ウォームアップが大切 |
| おばれ岩〜地蔵岩 | 約30〜40分 | 急登が続くが景色が開けてくる |
| 地蔵岩〜キレット | 約40〜50分 | 傾斜が増す。キレット手前が核心 |
| キレット〜山上公園 | 約40〜50分 | キレット通過後も急登。もうすぐ山頂! |
中登山道の注意点
- スタートからずっと上り坂が続きます。急登区間が多く、思った以上に体力を消耗します。ゆっくりペースで登ることが大切です
- ルート上にトイレ・水場なし。登山口前に必ず済ませておきましょう。飲料水も十分に用意してください
- 下りに中道を使うと膝への負担が大きい。岩場の下りが連続するため、疲れた足には堪えます。裏道で下山する方が多いのはそのためです
- 2025年に一ノ谷新道で滑落死亡事故が複数発生しています。一ノ谷新道は初心者には推奨しません
- 山頂エリアはロープウェイ観光客も多く混雑しやすい。昼前後は特に人が多くなります
初心者向けのおすすめ組み合わせ
初めて中道に挑戦するなら、中登山道(登り)→ 裏登山道(下り)の周回が最もおすすめです。登りに見どころの多い中道を使い、下りは比較的安全な裏道を選ぶことで、安全面でも合理的な計画になります。
また、万が一山頂で体力が尽きた場合はロープウェイで下山するという選択肢もあります。これは他のセブンマウンテンにはない御在所岳ならではの安心ポイントです! ロープウェイ下山を最初から計画に組み込んでおくと、精神的な余裕が生まれて楽しみやすくなりますよ。
裏登山道との比較
| 比較項目 | 中登山道(中道) | 裏登山道(裏道) |
|---|---|---|
| 距離 | 約4.2km | 約4.5km |
| コースタイム(登り) | 約3時間 | 約3〜3.5時間 |
| 技術的難所 | キレット・鎖場あり | 少ない(比較的安全) |
| 見どころ | おばれ岩・地蔵岩・キレット | 藤内小屋・藤内壁(岩壁の眺め) |
| 初心者向き | 経験者同行推奨 | 比較的おすすめ |
御在所岳のルート全体(武平峠・裏道・スカイライン道なども含む)については御在所岳ルートまとめでまとめています。中道を登る前にあわせてご覧ください。


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