鈴鹿セブンマウンテンの中でも人気No.1の御在所岳(標高1,212m)。名古屋・三重からのアクセスが良く、ロープウェイもあるため観光客にも人気の山ですが、実は登山ルートが複数あり、それぞれ難易度や見どころが大きく異なります。
この記事では、武平峠ルートを実際に歩いた筆者が、御在所岳の主な登山ルートを初心者目線で徹底比較します。「どのルートから登ればいい?」という疑問に、具体的な答えを出します。
⚠️ 難易度はルート・季節・天候で大きく変わります。登山前に必ず確認を。
御在所岳の主な登山ルート一覧
| ルート名 | 起点 | 距離(往復) | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 武平峠ルート | 武平峠 | 約4km | ★☆☆ | 最も整備。初心者におすすめ |
| 中道ルート | 湯の山温泉 | 約7km | ★★☆ | 奇岩群が続くダイナミックなコース |
| 裏道ルート | 湯の山温泉 | 約8km | ★★☆ | 沢沿いの静かな道。変化が多い |
| 一ノ谷新道 | 湯の山温泉 | 約6km | ★★★ | 急登・岩場の連続。上級者向け |
| 本谷ルート | 湯の山温泉 | 約8km | ★★★ | 沢登り要素あり。経験者向け |
各ルートを詳しく解説
① 武平峠ルート|初心者が最初に選ぶべき王道ルート
御在所岳の登山ルートの中で、最も整備されていて初心者に適しているのが武平峠ルートです。国道477号線沿いの武平峠(標高877m)が起点で、山頂(1,212m)まで、実測で累積標高差約375mを往復します。
他のルートに比べてコースが短くコンパクトにまとまっており、登山初心者でも2〜3時間程度で往復できます。登山道の要所に道標が整備されており、道迷いのリスクも低い。筆者も最初に登ったのがこのルートで、「鈴鹿の山の入門コース」として自信を持っておすすめできます。
実際に歩いてみると、標識や踏み跡が明瞭で道迷いの不安はほとんど感じません。ただし中盤の岩場は道幅が狭くすれ違いがしにくいうえ、谷側はかなりの高度感があります。すれ違いは岩場の途中ではなく、広い場所で譲り合うのが安心です。岩場の手前に花崗岩の砂で滑りやすい区間もあるため、詳しくはこの記事の「御在所岳の危険箇所」セクションで解説しています。
このルートがおすすめな人
- 御在所岳が初めての方
- 日帰りで手軽に登りたい方
- 下山後に湯の山温泉を楽しみたい方
- 家族・グループで登る方
※ここから先の中道・裏道・一ノ谷新道・本谷ルートは、私はまだ歩いていません。地図・公式情報・登山記録をもとにした調査ベースの紹介です(歩き次第、体験に基づいて更新します)。
② 中道ルート|奇岩と絶景を楽しむダイナミックなコース

御在所岳を語る上で外せないのが、地蔵岩・負ばれ石・キレットといった個性的な奇岩が続く中道ルートです。湯の山温泉街から入山し、ロープウェイの下をくぐりながら山頂まで登ります。
コースタイムは登り約2時間30分〜3時間と、武平峠ルートより長め。岩場の急登も多く、体力と技術が要求されます。ただし、沿道の見どころは鈴鹿随一で、何度登っても飽きない魅力があります。登山に慣れてきた方の次のステップとして最適です。
このルートがおすすめな人
- 御在所岳を2回目以降に登る方
- 奇岩や巨石が好きな方
- 登山の技術・体力をもっと磨きたい方
- ロープウェイで下山する選択肢を持ちたい方(中道→ロープウェイ下山も可。ただし武平峠起点の場合はロープウェイで下ると車に戻れないため使えません)
③ 裏道ルート|沢沿いの静かな道を歩く玄人好みのコース
中道・武平峠と比べると登山者が少なく、静かに山を楽しみたい方に支持されているのが裏道ルートです。湯の山温泉エリアから国見峠を経由して山頂を目指します。
沢沿いの道が続き、特に序盤から中盤にかけては木漏れ日の中を歩く穏やかな区間が多い。一方で、国見峠から山頂にかけては傾斜が増し、油断できない登りになります。中道との組み合わせで周回コースにするのが人気のプランです。
このルートがおすすめな人
- 人混みを避けて静かに登りたい方
- 沢沿いの自然を楽しみたい方
- 中道との組み合わせで周回コースに挑戦したい方
④ 一ノ谷新道|急登・岩場の連続する上級者向けルート
一ノ谷新道は、湯の山温泉側から山頂直下のリフト乗り場付近に出るルートで、全体を通じて急登と岩場が続く上級者向けのコースです。コースタイムの短さと引き換えに、体力・技術の両方を要求されます。
登山経験が豊富でルート読みに自信がある方向け。初心者には推奨できませんが、鈴鹿の岩場に慣れた方なら充実した登山体験になります。
⑤ 本谷ルート|沢登り要素のある経験者向けルート
本谷ルートは沢沿いを詰めていくコースで、渡渉や岩場越えが連続します。雨後や増水時は難易度が一気に跳ね上がり、沢登りの経験と装備が求められます。
他のルートには出せない「源流を詰める」感覚が楽しめる反面、道迷いと滑落のリスクが高め。一般的な登山装備での入山は推奨されません。GPSアプリと沢登り経験が必須です。
ルート選びのポイント|自分のレベルに合わせて選ぼう
| こんな人に | おすすめルート |
|---|---|
| 初めての御在所岳 | 武平峠ルート |
| 2回目以降・奇岩を見たい | 中道ルート |
| 静かにのんびり歩きたい | 裏道ルート |
| 周回コースに挑戦したい | 中道↑裏道↓(または逆) |
| 岩場が得意な経験者 | 一ノ谷新道 |
| 体力に余裕がないとき | 武平峠ルートを短めに往復 |
御在所岳にはロープウェイがあり、湯の山温泉側から登った場合は「登りは自分の足・下りはロープウェイ」という選択肢があります(有料)。ただし武平峠に車を停めている場合、ロープウェイで下ると湯の山温泉側に降りるため車に戻れません。武平峠起点ではエスケープ手段として使えないので、体力に余裕を持った計画を立ててください。
御在所岳登山の前に押さえておきたいポイント
駐車場はどこに停める?
武平峠ルートを使う場合は武平峠駐車場(無料・約20〜30台)が最寄りです。週末は早朝7時台から埋まり始めるため、8時前には到着したいところ。私が9月下旬の祝日に行ったときは、9時到着でほぼ満車という状況でした。湯の山温泉エリアのルートを使う場合は、ロープウェイ駐車場や周辺の有料駐車場を利用します。駐車場の詳細はこの記事の「アクセス・駐車場の詳細」セクションにまとめています。
季節による注意点
御在所岳は四季を通じて登山者が多い山ですが、季節ごとに注意点があります。冬季(12〜3月)は積雪・凍結のためチェーンスパイクが必要。春は残雪が残る時期があり、武平峠ルートでも3月は軽アイゼン推奨です。夏は午後の雷雨に注意し、早出早着を心がけましょう。秋も油断は禁物で、私が登った9月下旬は峠に着いた時点で肌寒さを感じるほどでした。脱ぎ着しやすい服装で温度調節できるようにしておくと安心です。
下山後の楽しみ:湯の山温泉
御在所岳の最大の特権が、下山後すぐに温泉に入れることです。湯の山温泉エリアには複数の日帰り入浴施設があり、疲れた体を癒せます。登山+温泉+食事で丸一日楽しめるのが御在所岳エリアの魅力です。
実際に歩いたときの記録(実測データ)
| ルート | 武平峠→山頂(往復) |
| 距離 | 3.7km |
| 累積標高差 | +375m |
| 記録時間(実測) | 2時間53分(休憩込み) |
| 消費カロリー | 約723kcal |
当日の写真付きの記録は御在所岳 武平峠ルート登山レポートをご覧ください。中道・裏道など他のルートは歩いていないため、この記事は実際に歩いた武平峠ルートを中心に解説しています。
御在所岳の危険箇所(実際に歩いて感じたポイント)
御在所岳が「初心者向け」でも油断できない理由
武平峠ルートは整備されていてわかりやすいルートですが、以下の特徴があります。
- 中盤から岩場・急登が続く
- ザレ場(砂が浮いた斜面)が多く滑りやすい
- 山頂付近は風が強く天候が急変しやすい
- 下山時に疲労で転倒しやすい
「ロープウェイで登れる山だから簡単」というイメージで油断して登ると、想定外のリスクに直面することがあります。
なお、道そのものは標識や踏み跡が明瞭で、実際に歩いてみて道迷いの不安はほとんど感じませんでした。このルートで怖いのは「迷うこと」ではなく、足元と天候です。
危険箇所① 中盤の岩場・急登|足場の確認が最重要
武平峠から登り始めて約40分、樹林帯を抜けると岩場の急登が現れます。ここが武平峠ルートの核心部です。

岩が積み重なった地形で、両手を使いながら登る場面もあります。一見するとホールド(手がかり)は豊富に見えますが、浮き石が多く、踏んだ瞬間に動く岩があるので要注意です。
とるくの体験 岩場で足を乗せた石がグラついてヒヤッとした経験があります。大きく見える石ほど固定されているとは限らないので、必ず体重をかける前に足で軽く押して確認するクセをつけましょう。

また、岩場は道幅が狭く、すれ違いがしにくいのも実際に歩いて感じたポイントです。譲ろうとして縁に寄ると、谷側はかなりの高度感があります。すれ違いは岩場の途中で無理にせず、広い場所で待って譲り合うようにしましょう。
対策
- 必ず3点支持(両手・両足のうち3点を常に固定)を意識する
- 浮き石は体重をかける前に足で軽く押して確認する
- 焦らず一手一足ずつ確実に進む
- 前後に人がいる場合は間隔を空けて落石を防ぐ
危険箇所② ザレ場|下りで特に滑りやすい
岩場を越えた先や、下山ルートの一部にザレ場(細かい砂や砂利が浮いた斜面)があります。実際に歩いてみると、岩場に入る手前にも花崗岩の砂でえぐれた滑りやすい区間がありました。


ザレ場は登りよりも下りの方が圧倒的に危険です。足を踏み出すたびに地面が滑り、バランスを崩しやすくなります。特に疲労が溜まった下山後半は集中力が落ちるため注意が必要です。
対策
- 歩幅を小さくし、重心を低く保つ
- かかとから着地せず、足裏全体で踏む
- ストックがあると安定感が大幅に増す
- 雨の翌日はザレ場が特に滑りやすいため、より慎重に
危険箇所③ 山頂付近の強風|体温低下と転倒リスク
山頂(標高1,212m)付近は、樹林帯と違って風を遮るものがなく、急に風が強くなるエリアです。

晴れていても稜線上では風速10m以上になることがあり、体感温度が一気に下がります。汗をかいた状態で強風に当たると、汗冷えによる体温低下(低体温症のリスク)につながります。
とるくの体験 山頂で休憩中に急に冷たい風が吹き始め、じっとしていると体が震えてきた経験があります。フリースを持っていたので助かりましたが、なければ危なかったと思います。
一方で、直近に登った9月下旬の日は風が穏やかで、同じ山頂でも快適そのものでした。その日の風次第で山頂の体感はまったく別物になるので、出発前の風速チェックは欠かせません。風速ごとの判断の目安は登山の中止・撤退判断基準まとめにまとめています。
対策
- 風を防げる上着(ウィンドブレーカーまたはレインウェア)を必ず持参する
- 汗をかいたらすぐに着替えるか、行動着の上に羽織る
- 山頂での長時間休憩は避け、体が冷える前に動き始める
- 天気予報で風速もあわせて確認する(tenki.jpの登山天気が便利)
危険箇所④ 樹林帯の木の根・濡れた岩|雨後は特に注意
序盤の樹林帯は歩きやすい印象ですが、木の根が登山道に張り出している箇所や、雨上がりに濡れた岩は非常に滑りやすくなります。
特に下山時は疲労で足が上がりにくくなっているため、木の根につまずいて転倒するケースが多いです。「もうすぐ登山口だ」と気が緩む場面ほど危険です。
対策
- 下山時も最後まで足元から目を離さない
- 雨上がりは木の根・岩の上を避けて歩く
- 歩幅を小さくして安定した足場を選ぶ
危険箇所⑤ 下山時の疲労による判断力低下|事故は下りに集中する
登山事故の統計では、事故の約6割が下山時に発生しています。御在所岳も例外ではありません。
登り切った達成感と疲労が重なる下山後半は、集中力・判断力・バランス感覚がすべて低下します。この状態でザレ場や岩場を通過するため、転倒・滑落リスクが一気に高まります。
とるくの体験 登りでは問題なく通過した岩場も、下りでは目線が谷側に向くぶん高度感が増し、足の置き場にも迷いました。下りの岩場こそ、このルートでいちばん神経を使う場面だと感じています。
対策
- 山頂での休憩をしっかり取り、下山前にエネルギーを補給する
- 下山時もゆっくり一定のペースを保つ
- 「あと少し」と思ったときほど慎重に歩く
- 余裕のある時間計画を立て、急がない
撤退判断の基準はこちら 👉 登山の中止・撤退判断基準まとめ
季節別リスクと対策一覧
| 季節 | 主なリスク | 対策 |
|---|---|---|
| 春(3〜5月) | 残雪・ぬかるみ・鈴鹿スカイライン通行止め明け直後 | 軽アイゼン持参・最新道路情報を確認 |
| 夏(6〜8月) | 熱中症・午後の雷雨 | 早出早着・水分多め・雷雨前に下山 |
| 秋(9〜11月) | 落葉でルート不明瞭・日没が早い | 早めの下山開始・ヘッドライト持参 |
| 冬(12〜2月) | 凍結・積雪・鈴鹿スカイライン通行止め | アイゼン必須・スカイライン通行止め期間は要確認 |
⚠️ 鈴鹿スカイライン(国道477号線)は例年12月〜3月ごろ冬季通行止めになります。武平峠へのアクセスができないため、登山前に必ず最新情報を確認してください。
御在所岳 武平峠ルートの装備チェックリスト
- 登山靴(防水・ミドルカット以上)※スニーカー不可
- レインウェア上下(防風兼用)
- フリースまたは薄手のダウン(山頂の風対策)
- 水分1L以上(夏は1.5L以上)
- 行動食(チョコ・おにぎり・ゼリーなど)
- GPSアプリ(YAMAPまたはジオグラフィカ)
- ヘッドライト+予備電池
- ストック(ザレ場・下山で安定感アップ)
- モバイルバッテリー
アクセス・駐車場の詳細
御在所岳の主な登山ルートと駐車場の関係
御在所岳には複数の登山ルートがあり、ルートによって利用する駐車場が異なります。まずここを整理しておくと、当日の行動がスムーズになります。
| ルート | 主な駐車場 | 難易度 |
| 武平峠ルート | 武平峠駐車場 | 初心者向け |
| 中道ルート | 湯の山温泉街周辺駐車場 | 中級 |
| 裏道ルート | 湯の山温泉街周辺駐車場 | 中級 |
| 一ノ谷新道 | 湯の山温泉街周辺駐車場 | 上級 |
初めて御在所岳に登る方、または体力に自信がない方には武平峠ルートが最もおすすめです。鈴鹿スカイラインを使って標高の高い場所まで車で入れるため、実際の登山時間が短く、初心者でも無理なく山頂を目指せます。
武平峠駐車場(初心者におすすめ)
基本情報
| 項目 | 内容 |
| 場所 | 国道477号(鈴鹿スカイライン)武平峠トンネル付近 |
| 駐車台数 | 約20〜30台 |
| 料金 | 無料 |
| トイレ | あり(武平峠西駐車場にはなし) |
| 舗装 | 砂利・土(未舗装) |
武平峠駐車場は鈴鹿スカイライン沿いにある無料の駐車場で、御在所岳と鎌ヶ岳の登山口を兼ねています。トンネル手前の右側にある砂利敷きのスペースで、台数は20〜30台ほどです。
私が登った9月23日(祝日)は、朝9時の時点でほぼ満車でした。下山した12時頃には少し空きが出ていましたが、休日に確実に停めたい場合は早めの到着が安心です。
ここで注意したいのが、武平トンネルを挟んだ反対側にも「武平峠西駐車場」という似た名前の駐車場があることです。初めてだと混同しやすいのですが、トイレがあるのは武平峠駐車場のみで、西駐車場にはありません。私も実際に現地へ行って初めてこの違いに気づきました。山中にもトイレはないので、念のため湯の山温泉街のコンビニや公衆トイレで済ませてから向かうとより安心です。
また、自動販売機もありません。飲み物は麓で買ってから向かいましょう。夏場は多めに用意することをおすすめします。
武平峠へのアクセス・行き方
カーナビには「武平峠」と入力するのが最もシンプルです。Googleマップであれば「武平峠駐車場」で検索すると正確に案内されます。住所は「三重県三重郡菰野町千草」が目安です。
近鉄湯の山線「湯の山温泉駅」から車で約15〜20分です。
- 湯の山温泉街を抜けて国道477号(鈴鹿スカイライン)へ入る
- スカイラインを山頂方向(滋賀県方面)へ進む
- 急カーブが続く山道を約10分走ると武平峠トンネルが見えてくる
- トンネル手前の右側の砂利スペースに停車
スカイラインは急カーブが連続する山道です。対向車とのすれ違いが必要な場面もあるので、速度を落として慎重に走行してください。早朝は登山者の車が多い時間帯でもあります。
また、実際に走ってみて特に注意が必要だと感じたのは帰りの下りです。思った以上にスピードが出やすく、ヒヤッとする場面がありました。フットブレーキだけに頼らず、エンジンブレーキを併用してゆっくり下るようにしてください。
なお、鈴鹿スカイラインは例年12月〜3月ごろにかけて冬季通行止めになります。この期間は武平峠まで車でアクセスできないため、事前に「みちナビみえ(三重県道路情報)」で通行状況を確認してください。
湯の山温泉街周辺の駐車場(中道・裏道ルート利用者向け)
中道ルートや裏道ルートで登る場合は、湯の山温泉街周辺の駐車場を利用します。こちらは観光客も利用するエリアで、武平峠に比べて駐車場の選択肢が多いのが特徴です。
御在所ロープウェイ駐車場
| 項目 | 内容 |
| 料金 | 有料(1日500〜800円程度・時期により変動) |
| 駐車台数 | 約200台以上 |
| トイレ | あり |
| アクセス | 湯の山温泉街から徒歩圏内 |
ロープウェイの山麓駅に隣接した大型駐車場です。台数が多く、トイレも整備されているため、安心して利用できます。ただし有料で、紅葉シーズンなどの繁忙期は料金が上がることがあります。
登山口(中道・裏道の取り付き)までは駐車場から徒歩10〜15分ほど歩く必要があります。
湯の山温泉街周辺の無料・格安駐車場
温泉街の少し手前には無料または格安の駐車スペースが点在しています。登山口まで少し歩く距離が増えますが、駐車料金を節約したい方はこちらを利用する方もいます。ただし台数が少なく、シーズン中は早い時間に埋まることが多いです。
駐車場が満車だったときの対処法
御在所岳は鈴鹿で最も人気の高い山のひとつで、特に5〜6月(新緑)・10〜11月(紅葉)の週末・祝日は駐車場が大変混み合います。武平峠は7時台まで、湯の山温泉周辺も8時前後に到着しておくと安心です。
武平峠が満車の場合
トンネルを挟んで御在所岳側(スカイライン沿い)にも道路脇の駐車スペースがいくつかあります。そこから武平峠の登山口まで徒歩5〜10分ほどです。鈴鹿スカイラインは歩行者も通行できるので、慣れた登山者はこの方法を使っていることもあります。
湯の山周辺が満車の場合
温泉街よりも麓側(菰野方面)に戻ると、路肩スペースや臨時駐車場が出ることがあります。ただし登山口までの距離が延びるため、時間と体力の余裕を見て判断してください。
いずれにしても、繁忙期は6時台出発を目標にするのが最も確実な対策です。
実際に行って気づいた注意点
トイレがあるのは武平峠駐車場側だけ
武平峠駐車場にはトイレがありますが、トンネル反対側の武平峠西駐車場にはありません。また、登山道に入るとトイレは一切ないため、湯の山温泉街のコンビニ(セブンイレブンなど)や公衆トイレで済ませておくとより安心です。中道・裏道ルートの場合はロープウェイ駐車場のトイレが使えます。
携帯電波が弱いエリアがある
武平峠付近や登山道の一部では電波が届きにくい場所があります。地図アプリは事前にオフラインマップをダウンロードしておくか、YAMAPなどの登山専用アプリでルートを保存しておきましょう。YAMAP・ヤマレコ・ジオグラフィカなどのGPSアプリを事前に入れ、オフライン地図を保存しておきましょう。
天候の急変に備える
御在所岳は標高1,212mあり、山頂付近は麓より気温が5〜8℃低くなります。晴れていても稜線に出るとガスが出たり、急に風が強くなることがあります。防寒・雨具は必ず持参してください。天気の読み方については前日の天気チェックの方法(持ち物チェックリスト内)を参考にしてください。
私が登った9月下旬でも、峠に着いた時点で肌寒さを感じるほどでした。脱ぎ着しやすい服装で温度調節できるようにしておくのがおすすめです。
鎌ヶ岳との駐車場共有に注意
武平峠の駐車場は御在所岳だけでなく、鎌ヶ岳の登山口でもあります。そのため、両山の登山者が同じ駐車場を使うことになり、繁忙期はさらに混みやすくなります。鎌ヶ岳に登る予定の方は鎌ヶ岳ルートガイド(アクセス・駐車場掲載)もあわせてご確認ください。
まとめ|最初は「武平峠ルート」、慣れたら「中道」へ
御在所岳は登山ルートの選択肢が多く、初心者から上級者まで楽しめる懐の深い山です。初めて登るなら迷わず武平峠ルートを選んでください。整備された道で安全に山頂を踏めて、下山後の温泉も楽しめます。
武平峠を2〜3回歩いて慣れてきたら、次は中道ルートへ。地蔵岩・負ばれ石・キレットと、鈴鹿を代表する絶景が次々に現れる中道は、何度でも登りたくなる魅力がある最高のコースです。
関連記事もあわせてどうぞ:御在所岳 武平峠ルート登山レポート / 鈴鹿セブンマウンテンの難易度と登る順番 / 7座のアクセス・駐車場まとめ
参考リンク
🗺️ この山の登山計画を立てる前に→ 登山計画作成ツール(コースタイム計算・装備チェック)を使ってみてください!


