竜ヶ岳(りゅうがたけ・標高1,099m)は、鈴鹿セブンマウンテンの中でも「笹原の稜線」が特徴的な爽快な山です。
まず最初に結論をお伝えすると、
「初めての竜ヶ岳は、宇賀渓からの遠足尾根ルートが一番安心して楽しめる!」
これがとるくの実体験からも揺るぎないおすすめです。
⚠️ 難易度はルート・季節・天候で大きく変わります。
竜ヶ岳の主な登山ルート一覧
| ルート名 | 起点 | 特徴 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 遠足尾根ルート | 宇賀渓 | 尾根沿いで迷いにくい。稜線の眺めが爽快 | ★☆☆ |
| 湯ノ尾根ルート | 宇賀渓 | 岩場あり変化が多い。下山に人気 | ★★☆ |
| 遠足尾根↑湯ノ尾根↓(周回) | 宇賀渓 | 距離10.5km。竜ヶ岳を満喫できる定番コース | ★★☆ |
| 石榑峠ルート | 石榑峠 | 距離が短い。岩場・急登あり | ★★☆ |
| 中道ルート | 宇賀渓 | 渓谷美が楽しめる。増水時は危険 | ★★★ |
| 静ヶ岳経由ルート | 宇賀渓 | 縦走コース。体力・読図力が必要 | ★★★ |
各ルートを詳しく解説
🥾 ① 遠足尾根ルート|初心者が安心して登れる王道ルート

「竜ヶ岳→遠足尾根コース」の道標。要所に立っていて迷いにくい。
- 宇賀渓キャンプ場から入山
- 尾根沿いを歩くため視界が開けやすく道迷いしにくい
- 要所に「遠足尾根コース」の道標が整備されている
- 稜線に出た瞬間の開放感が竜ヶ岳最大の見どころ
とるく体験談
稜線に出た瞬間、視界が一気に広がったときの感動は今でも覚えています。ずっと木に囲まれていた世界が180度開く、あの瞬間が竜ヶ岳を好きになった理由です。初心者の人にこそ、この景色を味わってほしいです。
初心者・ファミリーに一番おすすめの王道ルート!
🔄 ② 遠足尾根↑湯ノ尾根↓(周回)|竜ヶ岳を一番満喫できる定番コース

ジオグラフィカで記録した周回ルート。右(東)が遠足尾根で登り、左(西)が湯ノ尾根で下山。
- 総距離:10.5km・累積標高差:+1,020m・所要時間:約5〜6時間
- 登りと下りで違うルートを歩けるため飽きない
- 宇賀渓の渓谷美も合わせて楽しめる
とるく体験談
私が歩いたのもこの周回コース。5時間32分で歩ききりました(標準CT 6時間16分)。下山の湯ノ尾根は岩場もあって少し疲れましたが、その分「歩いた」感がしっかりあって満足度が高かったです。
竜ヶ岳を初めて歩くなら、この周回コースが最もおすすめです!
🪨 ③ 湯ノ尾根ルート(単体)|岩場を楽しめるルート

湯ノ尾根の岩場。両手を使う場面もあり、遠足尾根より難易度が上がる。
- 序盤に岩場あり。軽いクライミング気分が味わえる
- 単体より周回コースの下山路として使われることが多い
とるく体験談
下山で使いましたが、疲れた足に岩場はなかなか堪えました。トレッキングポールを持っていてよかったと思った区間です。
登山経験を積んだ次のステップとして挑戦したいルート!
⛰️ ④ 石榑峠ルート|短時間でピークを踏みたい人向け
- 距離が短く比較的短時間で山頂を目指せる
- 岩場・急登あり。「短いから楽」とは限らない
- 滋賀県側からのアクセスになる
時間が限られているリピーターに向いたルート!
🌊 ⑤ 中道ルート|渓谷美を楽しみたい経験者向け

宇賀渓の美しい滝壺。中道ルートはこうした渓谷美を楽しめるが増水時は危険。
- 滝や淵など自然の見どころが多い
- 増水時は渡渉が難しく難易度が大きく上がる
- 道迷いしやすい区間あり。地図読みが必要
渓谷歩きが好きな経験者に向いたルート!
🧗 ⑥ 静ヶ岳経由ルート|縦走を楽しみたい上級者向け
- 静ヶ岳(1,089m)を経由する縦走ルート
- 距離・時間ともに長く体力と時間管理が必要
- 人が少なく静かな山行が楽しめる
縦走好きの中・上級者向けロングルート!
竜ヶ岳を登る前に知っておきたいこと
登山口・アクセスについて
宇賀渓ルートの起点となる宇賀渓キャンプ場には、有料の駐車場とトイレが整備されています。名古屋方面からは東名阪自動車道の四日市ICを利用するのが一般的で、ICから約40分ほどで到着できます。週末や春の花のシーズン(5月のシロヤシオ)は駐車場が混雑するため、朝7時より前の到着を目指すと安心です。
季節ごとの見どころと注意点
春(4〜5月):竜ヶ岳最大の魅力がこの時期に集中します。5月上旬〜中旬にかけて山頂付近を覆うシロヤシオ(白い花をつつつくツツジの仲間)が見頃を迎え、「白い羊の群れ」と表現されるほどの絶景になります。ただし登山者が一年で最も多い時期でもあり、駐車場は早朝から満車になることが多いです。
夏(6〜8月):緑の笹原と青空のコントラストが美しい季節です。一方で気温が高く熱中症のリスクが上がります。早出して午前中に下山を終えるスケジュールが理想で、水分は2L以上を持参してください。宇賀渓沿いのルートは渡渉箇所があり、増水時は特に注意が必要です。
秋(9〜11月):紅葉と笹原の緑が混ざり合う彩りが楽しめます。気温も安定しており登山適期です。落ち葉で岩場が滑りやすくなる点に注意してください。
冬(12〜2月):稜線は強風と積雪・凍結があり、チェーンスパイクまたはアイゼンが必要です。初心者は冬季の竜ヶ岳への単独行は避け、経験者と同行することをおすすめします。
よくある失敗パターンと対策
竜ヶ岳でよくある失敗として「下山ルートを間違える」があります。遠足尾根で登って帰りも同じルートで戻るつもりが、稜線上で分岐を見落として金山尾根や中道に入ってしまうケースです。地図アプリ(YAMAPやGeographica)をスタート前にダウンロードし、オフラインでもGPSが動く状態にしておくことを強くおすすめします。
また「コースタイムを甘く見る」失敗も多いです。標準コースタイムは体力に自信がある方の目安で、初心者は1.3〜1.5倍を見込んでおくと安全です。宇賀渓駐車場を出発するのは遅くても9時まで、可能であれば7〜8時台を目標にしてください。
持っていくと安心な装備
- 登山靴(ミッドカット以上):宇賀渓ルートは渡渉・岩場があるため必須
- レインウェア:稜線は天候が変わりやすく、晴れていても持参する
- 地図アプリ(オフライン設定済み):電波が入らない箇所でもGPS使用可能に
- 行動食・水2L以上:山頂まで補給ポイントなし
- ストック:下りの膝への負担を大幅に軽減できる
まとめ|初心者は「遠足尾根」or「周回コース」から
| 登山者タイプ | おすすめルート |
|---|---|
| 初めての竜ヶ岳 | 遠足尾根ルート(宇賀渓) |
| 竜ヶ岳をしっかり楽しみたい | 遠足尾根↑湯ノ尾根↓周回 |
| 2回目以降・岩場を楽しみたい | 湯ノ尾根ルート |
| 短時間で登りたいリピーター | 石榑峠ルート |
| 渓谷歩きが好きな経験者 | 中道ルート |
| 縦走好きの上級者 | 静ヶ岳経由ルート |
竜ヶ岳は何度来ても飽きない山です。まずは遠足尾根で安全に楽しみ、慣れてきたら周回や他ルートに挑戦してみてください。
御在所岳の登山口アクセスと駐車場まとめ


