入道ヶ岳のルートを登る前に調べてみた|鈴鹿セブンマウンテン残り3座への挑戦

入道ヶ岳の特徴である山頂の白い大鳥居のシーン 登山

鈴鹿セブンマウンテンを制覇しようと動き始めて、御在所岳・鎌ヶ岳・雨乞岳・竜ヶ岳と4座を登ってきました。残るは3座——入道ヶ岳・釈迦ヶ岳・藤原岳です。

その中で最初に狙うなら入道ヶ岳がいい、と思っています。理由は単純で「セブンマウンテンの中でいちばん低い山」だからです。標高906m、登山口から山頂まで2〜3時間で登れると聞きます。でも、低い山だからといって舐めてかかるのは危険です。今回は実際に登る前に、ルートや注意点を徹底的に調べてみました。

入道ヶ岳ってどんな山?

項目内容
標高906m(鈴鹿セブンマウンテン最低標高)
所在地三重県鈴鹿市
登山口椿大神社(つばきおおかみやしろ)が起点
所要時間3〜4時間(ルートによる)
難易度初級〜中級

まず気になったのが「鈴鹿の主な山が三重・滋賀の県境にまたがるのに対し、入道ヶ岳は三重県内に位置する数少ない山」という点です。確かに御在所岳や雨乞岳は三重・滋賀の境にあります。入道ヶ岳は完全に鈴鹿市内の山という珍しい存在です。

そして一番の特徴は山頂の白い大鳥居!椿大神社(伊勢一の宮とも称される格式ある神社)の御神体山であり、山頂には奥宮が鎮座しています。他のセブンマウンテンにはない独自の雰囲気があります。

もうひとつ、アセビの群落が有名で、山頂付近のアセビ・イヌツゲ群落は1962年に三重県の天然記念物に指定されています。4〜5月は満開のアセビが見られるとのことです。竜ヶ岳のシロヤシオ、藤原岳のフクジュソウと並ぶ、セブンマウンテンの花の名所のひとつです。

入道ヶ岳の主要ルート3つを比較する

登山口はすべて椿大神社が起点です。主なルートは3つあります。

① 北尾根コース

難易度:★★★☆☆(やや上級)

項目内容
コースタイム登り約2.5〜3時間、下り約1.5時間
特徴尾根歩き、展望が良い
注意点急登が続く、紅葉期は道迷いリスク

最も人気が高い王道ルートです。愛宕社の鳥居から入山し、尾根伝いに山頂を目指します。展望が開けていて気持ちいい道が続くとの評判です。ただし急登が続くのが難点。鉄塔あたりで一度平らになりますが、アセビのトンネルあたりまで来てやっと平らになるとのことです。鎌ヶ岳に登ったときの急登を思い出して、少し身構えています。紅葉シーズンは落ち葉で登山道が見えづらくなり、道を外れやすいという注意点も複数の記録で言及されていました。ピンクリボンのマーキングに注意が必要とのことです。

② 二本松尾根コース

難易度:★☆☆☆☆(初心者向け)

項目内容
コースタイム登り約2.5時間、下り約1.5時間
特徴歩きやすい尾根道
注意点比較的地味で展望が少なめ

「二本松コースが一番易しい」「ガレ場もなくずっと歩きやすかった」という声があります。初めて入道ヶ岳に登る方にはこのルートが安心かもしれません。ただ、歩きやすい分だけ変化が少ない印象です。二本松避難小屋も途中にあります。

③ 井戸谷コース

難易度:★★★★☆(中〜上級)

項目内容
コースタイム登り約2時間、下り約1時間
特徴沢沿いの涼しいルート、変化がある
注意点山ビル生息、渡渉あり、雨後は増水危険

谷沿いを歩くルートで、コースタイムは3ルート中最短です。ただしリスクも最も高い印象を受けました。調べてわかった注意点は以下の通りです。

  • 山ビルが生息しています(特に夏〜秋)
  • 渡渉箇所があり、雨の後は増水して危険
  • クサリ場・滑落注意箇所があります
  • 最後の急登がきつい

「前日の雨の影響で増水していたら危険かも」と判断して井戸谷をやめた、という記録もありました。天候の読みが重要なルートです。涼しい谷沿いを歩けるので夏場には魅力的ですが、山ビル対策(虫除けスプレー・塩など)と天気の確認は必須です。

定番の周回ルートはどれか

単純往復よりも、周回コースで計画している登山者が多いようです。登場回数が多かった2パターンをご紹介します。

パターンA:北尾根(登り)→ 二本松(下り)
コースタイム目安:約4〜4.5時間 / 初心者から中級者向け / アセビのトンネルを両方向から楽しめます!

パターンB:二本松(登り)→ 北尾根(下り)
ヤマレコの記録では4時間40分の実績あり。下りに北尾根の急登区間を使うため、膝への負担に注意してください。

山頂では奥宮の方向にも足を延ばすと「北の頭」という小ピークがあり、そこからの眺めが山頂に負けないくらいいいという声もあります。山頂だけで終わらせず、奥宮〜北の頭のプチ縦走を組み込むのもよさそうです。

アクセス・駐車場

車の場合:東名阪自動車道「鈴鹿IC」から約20分。椿大神社を目指せばカーナビで迷わず行けます。

駐車場:椿大神社には3つの駐車場があります。第1・第2は参拝者用なので、登山者は第3駐車場を利用しましょう。無料で広く、繁忙期でも止められることが多いとのことです(9時過ぎには埋まりはじめる記録もあるので早朝出発がおすすめ)。

公共交通の場合:近鉄四日市駅またはJR四日市駅から三重交通バス「椿大神社行き」に乗車。所要約55〜60分。登山口のトイレは椿大神社の第1駐車場付近にあります。山中にトイレはないため、ここで必ず済ませておきましょう。

調べて気になったポイント

特に印象に残ったのが山頂は爆風になりやすいという点です。「立っていられないほどの強風で危険を感じた」「体ごと吹き飛びそうなほどの爆風!」「帽子が飛ばされた」といった記述が複数の記録に登場します。標高906mとはいえ、山頂が笹原・草地のため遮るものがなく、風をまともに受けるようです。登山日は天気だけでなく風速の確認も必須です。

またクマの出没情報も見かけました。都市部(鈴鹿市街地)に近い山でも油断は禁物で、鈴笛などの対策は持参しておきたいです。

登る前のまとめ:私のプランはこれ!

コース:北尾根(登り)→ 奥宮・北の頭経由 → 二本松(下り)

  • 登りに展望の良い北尾根を使い、登頂の達成感を高める
  • 奥宮・北の頭を周回して山頂部を存分に楽しむ
  • 下りは歩きやすい二本松で膝への負担を軽減
  • 井戸谷は山ビルと渡渉のリスクがあるため今回はパス

時期は秋(10〜11月)を狙っています。アセビが咲く4〜5月も魅力的ですが、今年は紅葉と爽やかな空気の中で歩いてみたいです。

入道ヶ岳は「低くて簡単な山」という先入観を持ちやすいですが、調べてみると北尾根の急登・山頂の強風・山ビル・道迷いのリスクなど、しっかり準備が必要な山だとわかりました。登る前にここまで調べておけば、当日は余裕を持って楽しめるはずです。

実際に登ったら、また記事にします!

※本記事は各種登山記録・登山情報サイトをもとに作成した事前調査記事です。最新のコース状況は現地情報や公式情報でご確認ください。

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