鈴鹿セブンマウンテン未踏3座の登山計画|入道ヶ岳・釈迦ヶ岳・藤原岳のルートを比較

入道ヶ岳の特徴である山頂の白い大鳥居のシーン 山ガイド

鈴鹿セブンマウンテンのうち、私が実際に登頂したのは御在所岳・鎌ヶ岳・竜ヶ岳・雨乞岳の4座です。残る入道ヶ岳・釈迦ヶ岳・藤原岳の3座は、この記事を書いている時点でまだ歩けていません。

この記事は、その未踏3座について登山口を管轄する自治体や観光協会などの公式情報をもとにまとめた下調べです。実際に歩いた記録ではないため、体験談は含みません。「次にどの山へ、どのルートで行くか」を決めるための計画メモとして書いています。

4座の実体験にもとづく難易度比較は 鈴鹿セブンマウンテン難易度と登る順番 に、各山のルートガイドは記事末尾の関連記事にまとめています。

未踏3座の比較

標高 主なルート 特徴
入道ヶ岳 906m 北尾根/二本松尾根/井戸谷 鈴鹿セブンで最も標高が低い。笹原の広い山頂
釈迦ヶ岳 1,092m 中尾根/庵座谷/猫岳・羽鳥峰周回 大ガレとハートの地上絵で知られる
藤原岳 1,144m 大貝戸(表)/聖宝寺(裏)/周回 花の百名山。フクジュソウとカルスト地形

標高が低く登山口へのアクセスもよい入道ヶ岳から順に紹介します。

入道ヶ岳|北尾根・二本松尾根・井戸谷を比較

入道ヶ岳の山頂に立つ白い大鳥居
入道ヶ岳の山頂にある白い大鳥居(イメージ)。笹原が広がる開けた山頂が特徴です

鈴鹿セブンマウンテンを制覇しようと動き始めて、御在所岳・鎌ヶ岳・雨乞岳・竜ヶ岳と4座を登ってきました。残るは3座——入道ヶ岳・釈迦ヶ岳・藤原岳です。

その中で最初に計画しているのが入道ヶ岳です。標高906mで鈴鹿セブンマウンテンの中では最も低い山ですが、標高だけで安全性を判断せず、ルートと注意点を公式情報で確認して計画します。

入道ヶ岳ってどんな山?

項目 内容
標高 906m(鈴鹿セブンマウンテン最低標高)
所在地 三重県鈴鹿市
登山口 椿大神社(つばきおおかみやしろ)が起点

まず気になったのが「鈴鹿の主な山が三重・滋賀の県境にまたがるのに対し、入道ヶ岳は三重県内に位置する数少ない山」という点です。確かに御在所岳や雨乞岳は三重・滋賀の境にあります。入道ヶ岳は完全に鈴鹿市内の山という珍しい存在です。

そして一番の特徴は山頂の白い大鳥居!椿大神社(伊勢一の宮とも称される格式ある神社)の御神体山であり、山頂には奥宮が鎮座しています。他のセブンマウンテンにはない独自の雰囲気があります。

山頂付近のアセビ・イヌツゲ群落は三重県の天然記念物に指定されています。開花状況は訪問前に公式情報で確認します。

入道ヶ岳の主要ルート3つを比較する

登山口はすべて椿大神社が起点です。主なルートは3つあります。

① 北尾根コース

項目 内容
特徴 尾根歩き、展望が良い
注意点 急登が続く、紅葉期は道迷いリスク

愛宕社の鳥居から入り、尾根伝いに山頂を目指すルートです。急な区間があるため、登山地図と現地の案内を確認しながら歩く計画です。

② 二本松尾根コース

項目 内容
特徴 歩きやすい尾根道
注意点 比較的地味で展望が少なめ

尾根をたどるルートで、途中に二本松避難小屋があります。北尾根との周回候補として、最新版の登山地図で分岐と所要時間を確認します。

③ 井戸谷コース

項目 内容
特徴 沢沿いの涼しいルート、変化がある
注意点 山ビル生息、渡渉あり、雨後は増水危険

谷沿いを歩くルートです。渡渉や滑りやすい区間を想定し、次の点を確認します。

  • 山ビルが生息しています(特に夏〜秋)
  • 渡渉箇所があり、雨の後は増水して危険
  • クサリ場・滑落注意箇所があります
  • 最後の急登がきつい

谷沿いには渡渉箇所があるため、雨天時や増水時は選びません。入山前に天候と登山道の最新情報を確認し、季節に応じて山ビル対策も用意します。

周回ルートの候補

北尾根と二本松尾根を組み合わせる、次の2つの周回案を比較しています。

パターンA:北尾根(登り)→ 二本松(下り)
登りと下りで異なる尾根を歩く案です。

パターンB:二本松(登り)→ 北尾根(下り)
北尾根を下る案です。急な区間を下るため、当日の路面状況と体調を見て判断します。

山頂から奥宮方向へ進むと「北の頭」という小ピークがあります。立ち寄る場合は、登山地図で経路と追加時間を確認して計画に組み込みます。

アクセス・駐車場

車の場合:東名阪自動車道「鈴鹿IC」から約20分。椿大神社を目指せばカーナビで迷わず行けます。

駐車場:椿大神社周辺の駐車場を利用します。利用区分や混雑時の案内は、訪問前に公式情報と現地表示を確認します。

公共交通の場合:三重交通バス「椿大神社行き」を利用できます。運行日と時刻は、出発前に公式時刻表で確認します。

登る前のまとめ:私のプランはこれ!

コース:北尾根(登り)→ 奥宮・北の頭経由 → 二本松(下り)

  • 登りに展望の良い北尾根を使い、登頂の達成感を高める
  • 奥宮・北の頭を周回して山頂部を存分に楽しむ
  • 下りは歩きやすい二本松で膝への負担を軽減
  • 井戸谷は山ビルと渡渉のリスクがあるため今回はパス

時期は秋(10〜11月)を狙っています。アセビが咲く4〜5月も魅力的ですが、今年は紅葉と爽やかな空気の中で歩いてみたいです。

入道ヶ岳は「低くて簡単な山」という先入観を持ちやすいですが、調べてみると北尾根の急登・山頂の強風・山ビル・道迷いのリスクなど、しっかり準備が必要な山だとわかりました。登る前にここまで調べておけば、当日は余裕を持って楽しめるはずです。

釈迦ヶ岳|大ガレとハートの地上絵が待つ山

鈴鹿セブンマウンテンの残り3座のうち、入道ヶ岳の次に狙っているのが釈迦ヶ岳です。

標高1,092m、セブンマウンテンのちょうど中間あたりに位置する山。御在所岳や雨乞岳ほどメジャーではありませんが、調べてみると「大蔭のガレ」と呼ばれる迫力のガレ場や、羽鳥峰の「ハートの地上絵」など、独自の見どころが満載だとわかりました。今回は登る前にルートと注意点をしっかり調べてまとめました。

釈迦ヶ岳ってどんな山?

項目 内容
標高 1,092m(最高点は1,097m)
所在地 三重県菰野町・滋賀県東近江市の県境
登山口 朝明渓谷(あさけけいこく)が主な起点

釈迦ヶ岳は、東から見た山容が釈迦の寝姿に見えることが山名の由来とされています。開花状況を含む季節情報は、訪問前に公式情報で確認します。

登山口は朝明渓谷(あさけけいこく)が起点で、中尾根コース・庵座谷コース・猫谷コースなど複数のルートが伸びています。駐車場は60台ほど駐車可能で料金は1日500円、トイレ・自動販売機もあります。

釈迦ヶ岳の主要ルートを比較する

① 中尾根コース

項目 内容
特徴 尾根歩き中心、「大蔭のガレ」を経由
注意点 やせ尾根・岩場での転倒や滑落に注意。季節に応じて山ビル対策を用意

朝明渓谷から中尾根へ入り、尾根をたどって山頂を目指すルートです。途中の大蔭のガレ付近にはやせ尾根や岩場があるため、足元と進行方向を慎重に確認します。季節に応じた山ビル対策も用意します。

② 庵座谷コース

項目 内容
特徴 「庵座の滝」「三段の滝」あり、沢沿い
注意点 山ビル生息、後半は急登、渡渉あり

沢沿いに進み、庵座の滝を経由するルートです。渡渉と急な区間があるため、雨天時や増水時は選びません。季節に応じた山ビル対策も用意します。

③ 猫岳・羽鳥峰を経由する周回コース

項目 内容
コース 中尾根(登り)→釈迦ヶ岳→猫岳→羽鳥峰→猫谷(下り)

朝明渓谷から中尾根を登り、釈迦ヶ岳・猫岳・羽鳥峰を経て戻る周回案です。距離と所要時間は、使用する最新版の登山地図で確認してから計画書に記入します。

釈迦ヶ岳から猫岳・羽鳥峰へ続く稜線を歩く計画です。羽鳥峰には、岩を並べたハート形の地上絵があります。

アクセス・駐車場

車の場合:新名神高速道路「菰野IC」から約15分。東名阪自動車道「四日市IC」からもアクセス可能です。

駐車場:朝明渓谷有料駐車場を利用します。60台ほど駐車可能で料金は1日500円。管理人がいない場合はトイレ近くの黄色いポストに料金を入れます。トイレ・自販機あります。

下山後の温泉:候補施設と最新の営業時間は、鈴鹿セブン登山後の温泉ガイドで確認できます。

登る前のまとめ:私のプランはこれ!

コース:中尾根(登り)→ 釈迦ヶ岳 → 猫岳 → 羽鳥峰 → 猫谷(下り)の周回

  • 大ガレは絶対に経験したいので中尾根を登りに使う
  • 山ビル対策として庵座谷コースは今回はパス
  • 猫岳・羽鳥峰の稜線歩きとハートの地上絵も楽しむ!
  • 最新版の登山地図で所要時間を確認し、余裕のある行程にする

釈迦ヶ岳は「ガレ場あり・稜線あり・地上絵あり」と、ひとつのルートで複数の顔を楽しめる山だとわかりました。セブンマウンテンの中でも個性が際立っていて、登るのが楽しみです。

藤原岳|フクジュソウとカルスト地形の花の百名山

藤原岳のフクジュソウ群生
藤原岳のフクジュソウ(イメージ)。花の百名山として知られています

鈴鹿セブンマウンテンの残り3座、最後に調べたのが藤原岳です。

標高1,144mで、フクジュソウの群生地や山頂部のカルスト地形で知られています。未踏のため、登山口・ルート・注意点を公式情報から整理しました。

藤原岳ってどんな山?

項目 内容
標高 1,144m
所在地 三重県いなべ市・滋賀県東近江市の県境
登山口 大貝戸(おおかいど)・聖宝寺の2つが主要

藤原岳は石灰岩の山で、山頂付近には「カレンフェルト」(雨水で侵食された岩が林立する地形)や「ドリーネ」(すり鉢状の窪地)といったカルスト地形が広がっています。また9合目には藤原山荘(無人避難小屋)があります。

藤原岳の主要ルートを比較する

① 大貝戸ルート(表登山道)

項目 内容
特徴 一合目ごとに標識あり、歩きやすい樹林帯
注意点 下りが急で意外と時間がかかる

鳥居をくぐって神武神社の参道から登山道に入り、樹林帯を進むルートです。現地の合目標識と登山地図を照合しながら歩く計画です。

下りには急な区間があるため、時間と体力に余裕を持たせます。使い慣れている場合はトレッキングポールを持参します。

② 聖宝寺ルート(裏登山道)

項目 内容
特徴 歴史ある聖宝寺・石段250段・滝あり
注意点 山ビル生息(特に夏〜秋)

鳴谷神社からフェンスを開けて入山し、250段の石段を登る歴史的な雰囲気のルートです。途中に聖宝寺(伝教大師最澄の開基とされる天台宗の寺)があり、登山と歴史散策を組み合わせることができます。大貝戸ルートより所要時間がやや長く、山ビルが生息している点も要注意です。

③ 大貝戸登り→聖宝寺下りの周回案

大貝戸と聖宝寺を組み合わせる周回案です。入山前に両登山口の位置と当日の通行情報を確認します。

④ 天狗岩へ立ち寄る案

藤原岳展望台と天狗岩は別地点です。天狗岩へは追加の行程が必要です。距離と時間は、いなべ市の「藤原岳・御池岳 登山マップ」と最新版の登山地図で確認します。

アクセス・駐車場

車の場合:東海環状自動車道「大安IC」から約20分が最短アクセスです。東名阪「桑名IC」からは約40分。

駐車場:駐車場所・料金・利用条件は、訪問前にいなべ市観光協会の最新案内と現地表示を確認します。花の時期など混雑が見込まれる日は、公共交通も候補にします。

公共交通の場合:近鉄富田駅で三岐鉄道に乗り換え、三岐線の終点「西藤原駅」で下車。大貝戸登山口までの経路は、いなべ市観光協会の案内と当日の公共交通情報で確認します。

フクジュソウを見るなら

藤原岳といえばやはりフクジュソウ(福寿草)が最大の目玉です。例年の見頃は2月末〜4月下旬で、8〜9合目付近に群生しています。晴れた日にしか花が開かないため、天気のいい日を狙って登るのがポイントです。

開花状況や登山道の保全情報は年によって変わるため、いなべ市観光協会の最新案内を確認します。花の時期は混雑を見込み、余裕のある行程を組みます。

登る前のまとめ:私のプランはこれ!

コース:大貝戸(登り)→ 展望台 → 天狗岩 → 大貝戸(下り)のピストン or 聖宝寺(下り)の周回

  • フクジュソウの時期(3〜4月)か紅葉の時期(10〜11月)を狙う
  • フクジュソウシーズンなら早朝スタートで駐車場争いを避ける
  • 天狗岩まで寄り道して展望を楽しむ!
  • 使い慣れている場合はトレッキングポールを持参する
  • 聖宝寺ルートを下りに使う場合はヒル対策を万全に

藤原岳は「花・カルスト地形・展望・歴史」と、鈴鹿の中でもひときわ個性的な要素を持つ山だとわかりました。セブンマウンテンのラストを飾るのにふさわしい山かもしれません。

3座はいずれも未踏です。登頂後に実測データと本人撮影写真を追記します。

この記事の情報源について

本記事は実際に歩いた記録ではなく、次の公式情報をもとに登山口・山の特徴・注意点を整理した下調べです。ルートの距離と所要時間はここでは断定せず、実際の計画時に最新版の登山地図と現地情報で確認します。

個人登山記録の感想・利用割合・単発の所要時間は掲載していません。登山道の状況(通行止め・崩落・林道の閉鎖・季節規制など)は年や季節によって変わるため、入山前には必ず最新の公式情報を確認してください。

計画づくりには 登山計画作成ツール、中止・撤退の判断には 登山中止の判断基準まとめ もあわせてご覧ください。

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