雨乞岳の稜線歩きが最高だった話|武平トンネル西登山口からの周回ルート

雨乞岳 登山

鈴鹿セブンマウンテンのひとつ「雨乞岳(あまごいだけ)」に登ってきました。
今回は武平トンネル西登山口からの周回ルートで挑戦。
標高1,237mのピークを目指し、往復約6時間・歩行距離9kmほどの行程でした。

登り応えのあるルートでしたが、
笹原を抜けた先の稜線が本当にきれいで、「あぁ来てよかった」と思える山行になりました。


🚗 アクセスと登山口

出発は、国道477号線沿いの武平トンネル西登山口から。
駐車スペースが広く、他の鈴鹿セブン(御在所岳・鎌ヶ岳)とも近いためアクセスしやすい場所です。

登山口には案内板があり、「雨乞岳」の文字を最初に確認できます。
この瞬間、気持ちが一気に高まるんですよね。

👉 初めての方は、御在所岳登山レポート も参考になります。
同じ武平峠周辺から登れるので、雰囲気が似ています。


🌿 序盤:沢沿いを進む静かな森道

登り始めてしばらくは沢沿いの樹林帯コース。
沢の音がずっと聞こえていて、思った以上に癒されます。

ただし、岩の上を渡る場面も多く、雨の後は滑りやすいので注意が必要です。
この区間はペースを上げず、落ち着いて進むのがコツ。


🏞 七人山のコルを経て、空が近づく稜線へ

樹林帯を抜けると「七人山のコル」に出ます。
ここは広くて開放感があり、ベンチのような岩もあって小休止にぴったり。

このあたりから景色が一気に変わります。
木々の間から空が見え始め、笹原の道が続く“鈴鹿らしい稜線歩き”がスタート。

振り返ると御在所岳方面の山並みが見え、登ってきた達成感をじわじわ実感します。


⛰ 東雨乞岳から本峰へ

稜線を進むと、最初に「東雨乞岳」(標高1,225m)に到着。
ここから本峰・雨乞岳の姿が見えた瞬間が、この山行で一番テンションが上がりました。

風が心地よく、周囲の笹がさらさらと音を立てて揺れる中を進む。
この稜線歩きこそ、今回の山のハイライトです。


🌤 山頂で味わう達成感

東雨乞岳から少し登ると、雨乞岳の山頂に到着。
標高1,237m、笹に囲まれた静かな山頂です。

天気が良ければ、伊勢湾方面まで見渡せるほどの眺望。
今回はやや曇りでしたが、稜線越しの光が幻想的で、
まるで空の上にいるような感覚に包まれました。

「この景色を見るために登ってきたんだな」と思える瞬間でした。


🧭 下山と注意点

下山は、東雨乞岳を経由して沢谷ノ頭・いっぷく峠へ戻る周回ルート。
崩落気味の斜面やロープ区間もあり、慎重に進む必要があります。

特に濡れた岩は滑りやすいため、ストックを使うと安定します。
体力に余裕を残して下山するのがポイント。

👉 登山リスクを知りたい方は、鎌ヶ岳登山記事 も参考になります。


⏱ 登山データ(Geographica記録)

項目内容
距離約9.1km
所要時間約6時間
累積標高差登り910m/下り899m
消費カロリー約2,400kcal(参考値)

ルートログをアプリで残しておくと、
登山後に振り返りができてモチベーションにもつながります。


🗒 感想とまとめ

雨乞岳は、鈴鹿セブンの中でも“静けさと爽快さ”が共存する山だと感じました。
急登・沢・笹原・稜線と、コースの変化が多く飽きないルートです。

正直に言うと、登りはかなりきつかったです。
でも、七人山のコルを抜けた瞬間に風が抜けて、
それまでの疲れが一気に吹き飛びました。

👉 登山を始めたきっかけは、ブログを始めた理由 にも書いています。
自然の中にいる時間が、いまの自分にとって最高のリセットです。


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