🌠 12月に見逃せない天体イベントカレンダー|流星群・惑星・月・冬の星空(2025)

12月の夜空に流れるふたご座流星群と、とるくキャラが星空を見上げているイメージイラスト 天体観測

冬の透明度の高い夜空は、天体観測にぴったりの季節。
12月は一年の中でも特にイベントが集中しており、星空初心者でも楽しめる絶好のタイミングです。

この記事では、2025年12月に観測できる主要な天体イベントを厳選して紹介します。
防寒対策と装備を整えて、冬ならではの澄んだ夜空を楽しんでみましょう。

天体観測が初めての方は、あらかじめ
👉 レモン彗星観測ガイド
で観察の基礎を押さえておくのもおすすめです。


❄️ 12月の天体イベント一覧

① ふたご座流星群|12月13日〜14日ごろ(ピークは深夜)

冬の夜空の主役ともいえる流星群。
条件が良ければ 1時間に40個以上の流星 を観測できることもあります。

🔍 観察ポイント

  • ピーク時間: 深夜1時〜3時
  • 方角: 全方位(どこでも見えるが、頭上が◎)
  • おすすめ場所: 市街地を避けた高台・山頂

📷 撮影のコツ

  • 広角レンズ+三脚
  • 露光20〜30秒
  • ISO1600〜3200(明るめに調整)
  • 流星は“どこに出るかわからない”ので広く構えるのがコツ

② 水星の西方最大離角|12月8日前後

水星が太陽から最も離れ、見つけやすくなるタイミング
普段は地平線近くで見えづらい水星も、12月は観察チャンスが広がります。

📍 観察ポイント

  • 時間帯: 17:00〜18:30頃
  • 方角: 西の低空
  • おすすめスポット: 海沿い・展望台・見晴らしの良い高台

🔭 撮影のコツ

  • 双眼鏡+三脚で視界が安定
  • スマホ撮影の場合は明るさを抑えめに
  • 空の明るさが残る時間帯なので露出補正を−1付近に調整

スマホで星空撮影する方法はこちら


③ 冬至|12月21日ごろ

一年で最も夜が長い日。
星空観察にたっぷり時間を使える貴重なチャンスです。

🌙 冬至観測の楽しみ方

  • 長時間露光の練習に向いている
  • 街明かりの少ない場所なら全天がよく見渡せる
  • ふたご座流星群の“名残流星”も見える可能性あり

🌌 12月下旬〜翌年の冬の夜空の見どころ

12月後半から翌年の1〜2月にかけては、
・オリオン座
・冬の大三角
・プレアデス星団(すばる)
・木星・土星
など、初心者でも見つけやすい“冬の定番スターたち”が輝きます。

天体観測を始めるには、最高の季節です。


🧭 観察と撮影のポイント総まとめ

📍 観察場所

  • 郊外・山間部・海辺など“暗い場所”
  • 冬は特に風の強さも要確認

⏰ 時間帯

  • 流星群:深夜1時〜3時
  • 水星:日没直後
  • 冬至:一晩中観察しやすい

🎒 あると便利な装備

  • ダウンジャケット・手袋・ホッカイロ
  • 椅子 or マット
  • カメラ or スマホ+三脚
  • 双眼鏡
  • 温かい飲み物

📷 撮影のコツ

  • 広角レンズで大きく構図を取る
  • 露光20〜30秒(星が流れすぎない範囲)
  • ISOは1600〜3200
  • 地形や樹木を入れると“臨場感”が増す

🌟 まとめ:冬の夜空を楽しもう

12月は流星群・惑星・長い夜……と、
天体観測をするには一年で最も贅沢な時期。

防寒と安全対策を万全にして、
ゆっくり夜空を見上げる時間を楽しんでください。

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