『ファイアーエムブレルム シャドウズ』をプレイしてみた感想:推理 × 戦略の融合が新鮮なスピンオフ
スマートフォン向けアプリとして2025年9月25日にリリースされた 『ファイアーエムブレム シャドウズ』。
長らく据え置き型やポータブル型で展開されてきた “FE(ファイアーエムブレム)”シリーズですが、この作品は「推理要素」を大きく取り入れた新しいタイプとなっており、期待大で始めました。
ゲームの基本仕様と印象
まずジャンル名からユニークさを感じます。「ロールプレイング推理バトル」という表現。通常のターン制やマス目移動といった戦略要素に加えて、3人中1人が “裏切り者” という仕組みが絡む点が大きな特徴です。
バトルは 3 分間という短時間勝負。まず 太陽の部屋 で3人で魔物と戦いながら、誰かが裏切り者かを見極めていく。次に 投票フェーズ、そして 月の部屋 で光の使徒 vs 闇の使徒の決戦、という流れ。
この時間制という点が、緊張感を高めています。だらだら長く遊ぶより、短時間で決着がつくからこそ気軽に何回も遊べる印象を受けました。
実際に遊んで感じたこと・体験エピソード
最初の数戦は、「誰が裏切り者か」を見抜くところに意識が集中しました。仲間の行動動線、攻撃頻度、魔法の使い方、距離の取り方など、プレイヤーの「立ち回り」を観察するのが楽しい。
ある試合では、味方と思っていた人の行動に違和感を感じ、投票で指名したら見事当たり。月の部屋でその闇の使徒を追い詰めたときのドキドキ感はなかなか熱かったです。一方で、裏切り者側を担当したときは、欺き方や立ち回り方を工夫する楽しさもあり、どちらの立場でも緊張感がありました。
ただし、最初は操作や表示が少し混乱する部分も。特に魔法アイコンのドラッグ&ドロップ操作や、装備/スキルの切り替えがやや手間に感じられる場面がありました。今後のUX改善に期待です。
また短時間勝負という形式ゆえに、1回の敗北がすぐ次に響くため、プレイの集中力が自然と高まりました。暇つぶしではなく、「真剣勝負」という感じの遊び心地です。
良い点・改善してほしい点
項目 | 良い点 | 改善希望 |
---|---|---|
緊張感 | 短時間で勝負が決まる分、集中できる | 時間制ゆえに焦るあまり見落とすことが出そう |
推理要素 | プレイヤー観察がゲームの鍵になる | 慣れないと投票が的外れになることが多いかも |
売買システム | アイテムを売買できることでやり込み幅が広がる | 相場の理解や操作性が初心者には難しいかも |
操作性 | 基本操作はシンプル | 魔法/装備切替、UI周りが直感的になればより遊びやすくなる |
これから始める人へのアドバイス
- 初めは「観察する目」を重視してプレイすること:他プレイヤーの行動傾向を見ることが勝敗につながる
- 光・闇の両方を体験するとゲーム感覚が速く掴める
- 装備や魔法はバザールで掘り出しものを探すのも楽しみの一つ
- 1回敗北しても次がすぐ始められるので気楽に何度も挑戦を
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